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2013年11月22日 (金)

太陽光のうそホント

※本記事は、コメント欄の通り「誤り」の指摘を受けています。
「東京電力のトランス内部の電圧のコントロール状況」に話が及んでいるため、私的に確認が出来ません。

記事の内容は、ご覧下さった個人にてご判断を願います。

一般家庭の太陽光発電で、ネットで話題になっていることがあります。

「発電された電気は、電柱のトランスでストップする」
というもの。

私も最近ネットで見て「えええええっ!」と、実は驚いた人間です。(^^;)

電柱を見ると何本かに1本、バケツのようなものが設置されているのご存知ですか?

これは、以前本ブログの電磁波のお話でご紹介した「変圧器」です。
電柱の一番上にある電線は6600vの高圧線です。

この高圧電気をトランスで100vに変圧し、一般家庭に供給しているのです。

Koiru1_2

一つのトランスで、大体10軒前後をまかなっているそうです。

屋根の上のソーラーパネルで発電する電気は100vです。
電気は、電圧が高い方から低い方に流れていく性質がありますので、発電して余った電気は、パワーコンディショナーで107vに変圧し、100vで送られてくる電線に逆流させ、売電を行う構造となっています。

そこで、一番最初にもどります。

トランス内部は、6600vを100vに変換しているので、売電された107vの電気は6600vより低いので、トランス内部で止まってしまうという理論です。
そうなると、売電された電気は、「電線をさかのぼり関東全域に行きわたる」のではなく、1つのトランス内の10軒前後の住宅だけで使われているということになるのではないか??

となると・・・
例えば、10軒全部の家が太陽光発電を設置したら・・・
物理的に「買う人がいなくなるので、売れなくなる」ということになります。

ネットで調べてみると、結構、この論調が多く見受けられます。
で、私なりに調べてみました。
結論「トランスは、低圧の電気を高圧にもする。」

つまり、一般家庭で発電された電気がトランスでシャットアウトされることは無く、6600vの電線に逆流していくという事です。

よって「田舎の一軒家が太陽光システムを設置しても売電できない」というのは、嘘となります。

じゃあ、なぜ、そんな話がネットで蔓延しているのか??

じつは、一つのトランス下で太陽光発電の設置件数が増加すると、電線の電圧が上昇する現象が起こります。トランスから離れれば離れるほど、電線内の電圧は下がります。売電した電圧は高いので、トランスから離れた低い電圧の電線に向かっていきます。
そこで、各家庭で電気が消費されていると電圧は下がるのですが、どの家庭も日中に電気を使っていない場合、電線内に107vの高い電気が充満していくこととなるわけです。
一般家庭に送る電圧が上がってしまうのは、メーター等の故障を招く事態になるそうで、一定の電圧を超えると、家庭に付いているパワーコンディショナーの電圧上昇制御が動作し、売電を一時的に止めてしまう現象がおこるのです。

この時、パワーコンディショナーにある「抑制」という表示にランプが付きます。

電力会社の説明では、一時的なものなのだそうです。
トランスで逆流する量にも関係してくるのでしょうか??

そう考えると、107vが電線に蔓延した場合、トランスの近くの電気が逆流して行くことになりますから、トランスのすぐ近くにあった太陽光発電の方が逆流の恩恵にありつける可能性が高くなります。
よって、トランスの近くにあった方が有利というのは、本当のようです。

太陽光システムを設置する住宅は、周囲にどのくらいの太陽光パネルを乗せた家があるかの確認と、トランスのチェックは必要だと言えます。
近くにマンションなんてあったら、理想的ですね。

ちなみに・・・
私もこの「抑制」というシステム、知りませんでした。

リクシルからも、これらの機能の一切の説明はありませんでしたし・・・
東京電力の系統連系に際して、東京電力側からも説明はありませんでした。

当社が扱うリクシルのソーララックは、カラー液晶タブレットが付属しています。
Pane

その中に「発電抑制実績表示」という機能があります。
これを見れば、いつ抑制されたかが一目でわかるようになっています。

当社のお客様も、本ブログをご覧いただき、ご確認いただければと思います。

これから、自費で太陽光発電を考えている方々。
工事の営業マンは、こういうことをほとんど教えてくれません。
もしかしたら、売電できない可能性があるというデメリットも、しっかりとご承知おき下さい。

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コメント

いつも、大変楽しく、勉強させてもらっています。

いきなりでスミマセンが柳さんのブログの内容を
自分のブログに載せたいのです。
山本太郎さんの事や自分も柳さんと同じ考えで原発反対
自分のブログに山本太郎さんや原発について載せたいのですが
なんせ、文章力がなく、みんなに、発信できません。
柳さんの文章力をお借りして、自分のブログに貼り付けたいのですが
いかがでしょうか。

ちなみに、自分も湘南支部にいました。C-34番です
今は小泉道場です。
自分の周りにも柳さんと稽古した人がいます。

向井さんや、高校時代の仲間野原和雄など
余談でした。
宜しくお願いします。

押忍

投稿: 木村 | 2013年11月24日 (日) 09時07分

木村さん
管理人の柳です。
コメントを下さり、有難うございます。(^^)
私の文章ごとき、ガンガン転載してください。
湘南支部の木村さんというと・・・
何人かいましたが、体が私より大きかったですか??
新極真でおまわりさんの小泉さんの道場ですね。
向井さん、野原さん、お名前覚えてます。
もう、大昔ですね(^^;)
私は今、大道塾に所属してます。
道場は、辻堂ゴールドジム内です。
機会がありましたら、また、稽古ご一緒したいですね。
とにもかくにも、有難うございました。(^^)

投稿: 管理人 | 2013年11月24日 (日) 09時51分

初めまして、つくば在住 中谷と申します。太陽光発電関連に興味をもっていろいろ調べていました。トランスを越えて逆流するケースは無い訳ではありませんがほとんど起きません。お書きになったようにトランスは一方通行ではないので2治側に100Vを加えると1次側に6600Vが出てきます。ところで、低圧側の電圧値は法令により101V+-6Vにしなければならないという規定があります。消費者が電気を使うと電線に電流が流れるのでオームの法則により(電線の抵抗)*(電流値)で電圧が低下します。消費者が大量に電気を使う状況になっても電力会社は電線電圧が規定の下限値95Vを下回らないようにしなければなりません。そうするためには電力会社はトランスの2次側を上限107Vぎりぎりにしておくのが無難です。トランスの2次側が107Vとすればトランスの下流にある太陽光発電システムも上限が107Vですのでトランスを越える事ができないのです。1つのトランスに繋がっている家が少なければ電力会社に要請してトランスの出口側の電圧を下げてもらえることがあります。ではトランスの2次側を106Vにしてもらって売電側107Vでトランスを越えられるかというとそれだけではまだ足りません。トランスの2次側106Vだとしても1次側はトランス自体が生じる電圧ロス分を上乗せしていますので、トランス越えのためにはこちら側も106Vにトランスで生じる電圧ロス分を上乗せしなければなりません。となるとこちら側は107Vでも負けてしまいます。トランス2次側をかなり低い値に設定してもらう必要があると思います。トランスが自分専用であれば2次側を下限ギリギリにしておくことでトランス越えは容易になります。こうなれば全量買取りができます。
以上

投稿: 中谷康雄 | 2014年6月 4日 (水) 00時27分

中谷康雄さま
ご丁寧なコメント(ご指摘)有難うございます。
ご指摘くださった内容は、確認したいと思います。
私も個人的に電力会社窓口に問い合わせをして、記事を書いたのですが、知識不足は否めません。
よって、確認ができるまで、記事トップに「赤文字」にて注意書きをさせて頂きます。
なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
とにもかくにも、コメント、有難うございました。

投稿: 管理人 | 2014年6月 5日 (木) 17時29分

こちらの記事に使われている画像は電柱好きゴロンディーナーさんの物だと思いますが、違いますでしょうか?
太陽光発電についての知識が書かれていますが、大変勉強になりました

投稿: 山下諒 | 2016年8月31日 (水) 20時21分

山下様
ご指摘ありがとうございます。
大分前のことで画像がどこのサイトのモノか、又は無断流用した物かどうか確認できません。
よって、本日、画像を削除しました。
申し訳ありませんでした。
今後とも、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

投稿: 管理人 | 2016年9月 1日 (木) 09時28分

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